尚美高等音楽院教育科、専攻科卒。指揮法を斉藤秀雄メソードにより桐朋学園大学の高階正光氏に師事、在学中より女声合唱団コールメーティスを指揮、青山タワーホールを中心とする定期演奏会の指揮をするとともに、都民合唱コンクールに参加、2回の準優勝や毎回の入賞に成果をあげる。

このころ、NHKFM「オルガンとコーラス」やテレビ番組にも出演、合唱指揮リサイタルでは、中田喜直作品の難曲「蝶」を取り上げ、作曲者より「生涯忘れられぬ演奏」と評され、週刊オンステージ新聞では「珠玉の女声合唱」として好評を博した。1979年からは、習志野市立第一中学校オーケストラの指揮者として全国コンクールにおいて、全国優勝9回を数える。その当時の教え子たちは、ヴァイオリニスト漆原朝子をはじめ吉永雅人（ホルン）や林口真（チェロ）など、プロとして活躍している者も多い。1985年には中華全国青年連合会の招きで訪中し、「習志野青少年交響楽団」を率い北京、上海で公演、中国青年報では「常に前進しようとする、指揮者と子供達」と称賛され、日中音楽文化交流の一端を担った。オーケストラ活動では「習志野ユースフィルハーモニーオーケストラ」を創設、その育成に力を注ぎ、更に新しく「ちば室内管弦楽団」を創設、習志野文化ホールでの定期演奏会を始め県民合唱団の指揮者としてマーラー「復活」、ベートーヴェン「第九」「ミサ・ソレムニス」、バッハ「ロ短調ミサ曲」、ヘンデル「メサイア」などの指揮を担当した。

最近は、音楽教育と指揮活動の両面に力を注ぎ、齋藤秀雄メソッドによる「指揮法講座」、紀尾井ホールでの「ベートーヴェンシリーズ」、合唱による「忘れられない名曲シリーズ」、ルーテル市ヶ谷ホールでの「ニューアーティストコンチェルトシリーズ」のプロデュースと指揮をとおして若い芸術家の発掘に力を注いでいる。

現在、学校法人尚美学園 理事、評議員、尚美エグゼクティブレッスン指揮法講師
JSECC日本学校合奏コンクール委員会事務総長、全日本小学校管楽器教育研究会相談役
ちば室内管弦楽団、合唱団ねむの花芸術監督